子宝どっとこむ

 

 原作(漫画)について

月刊アニメージュに82年~94年までの12年に渡って連載された宮崎氏直筆による漫画が、大き目の冊子の7巻構成で徳間書店から出版されています。私は2001年に初めて買って、初めて原作を読みました。もう映画は10年以上に渡って100回以上観ていたし、台詞も全部覚えた!という勢いで、「これ以上気付くとこはもう無いわ~」といい気になっていましたが、原作を読んで愕然としました。映画は原作の2巻途中までしか描いていなくて(しかも語りきれないから設定もかなり違うし!)、ストーリーが深すぎて、台詞も考えさせられるフレーズが多く、その内に映画がチョロく見えてしまうようになりました・・・(=_=;)

世界中の人間が、自然や命の教育としてこの漫画を読めば、人間がいかに愚かで破壊的な生き物かを思い知らされ、自然に敬意を抱くようになると思います。自然界の脅威も生命の神秘も、現代の人間が小ばかにしているような態度で軽く扱っていることが、いつか恐ろしい結果を生むことになるんだ!と、危機感を抱ける人間が育つと思います。そして自然と本当の意味で一体となった、「自然界の片隅で生かして頂く存在です」という謙虚な姿勢で、地球上に生き残っていく人間としての適正な価値観を作り上げられると思います。

現在、地球は超スピードで破壊の一途をたどっています。全ては人間の仕業なのですが、自然界が修復するチカラを持っていても、もう追いつきません。2005年現在、「50年後にはナウシカの世界になる」というようなことが、学会レベルで言われています。(子どもは学校にガスマスクを付けて登校する時代になるだろう、という表現ですが) 
絶滅した種を蘇らせることは出来ないのなら滅ぼさない努力をするべきだ!と、地球上をナウシカの世界にしないために今の私が出来ることは何?と心から考えさせられます。

映画を観ただけで原作を読んでいない方、図書館にも置いてあることが多いです。非常に奥の深い、メッセージの強い作品なので、3回読み返す覚悟で借りて読んでみることをオススメします。しかし子供に科学的教育を強めにしたいと考えているのであれば、「子供のため」ではなく、「大人が真剣に考え学ぶため」に、購入してバイブルとして一家に1シリーズを揃えておくことを更にオススメします。(本心で素晴らしい図書だと思っていますので・・・商売ではなく!笑)


余談ですが、原作を読み終わって「一番カッコイイ・・・」と私が感じたのは実はクシャナです。映画では少し嫌な役回りだけで終わっていましたが、原作ではナウシカと協力関係を持っていたり、理解し合い信頼関係も作られていたりして、もう「準主役」ではなく「ナウシカと2人並んだ主役」といって良いほどの、賢く美しく強いキャラでした。部下のクロトアも映画よりは原作のほうが、共感の持てる賢くて忠実で立派な部下です。

ワイド版 風の谷のナウシカ7巻セット「トルメキア戦役バージョン」

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