子宝どっとこむ

 

 あるがままを受け入れるのが、親。

  • Jun282005
  • Author: NameP
  • Categories: 子育ち

bianがあまりに機嫌が悪くワガママを言い出してどうしようもなくなった時、私も親である前に人間なので「いー加減にしろっ!」という気持ちになります。さらにはbianのために色々と手を尽くしているというのに「母ちゃん、キライ~(号泣)」と言われた日には・・・「あ~、そーかいっ!じゃぁ母ちゃんもそんなbianがキライだよっ!」と言ってしまいたくなります。(大人気はもうゼロに近い?)

でも「よっぽど制裁を加えたいとき」以外は親が子供に「あんたなんか嫌いだ」なんて言ってはいけない台詞だと思います。「死んでしまえ」「出て行け」も良くない例ですね。
でもどう返せばいいの?という方のために私の答える例をお教えします。

まず、ムッとするのはグッとこらえて・・・(笑)

「そんなこと言われたら母ちゃんは悲しいなぁ・・・bianはキライって言われたくて母ちゃんにキライって言ってるの?だってbianは”して欲しいことを人にしてあげる人”でしょ?それは、”して欲しくないことは人にもしない人”ってことだよね?(冷静に説得)」「そっかー、母ちゃんがキライかー(鸚鵡返し)」「久々に出たな~。じゃ、しばらく泣いとけ~(家の中である限り、感情のさらけ出しを許容)」などです。(笑)

「キライ」「大キライ」や、「死ね」「殺す」といったやり取りが、親子で行われるなんて悲しい事実です。子供を愛せない親が居ると聞きますが、それは子供と親が同レベルで付き合うからだと私は思います。まだたった2~3年しか生きていない生き物と、30年近く生きてきた自分とを、同じ土俵に上げること自体が無理な話だと、大人がまず理解してください。

子供は例えどんな自分であっても、母親に拒絶されると、他人や親を拒絶することを覚えてしまい、一生涯ずーっと、人間関係が上手く築けない人になってしまうそうです。逆を言うならば、周り全員が敵になっていても、母親だけが「大丈夫、私はいつでもあなたの味方よ」「そんなあなたでも私の大切な娘&息子よ」と言い続けてあげられると、精神的な拠り所が出来ます。そして、安心して帰ってこれる場所があることが子供の不安を無くし、また外へ飛び出せるらしいのです。

私は「bianが嫌い」とか「愛せない」などと思ったことは無いです。少々我が儘な姫で文句が多いけど、それは私がそういう人間だから反映されているだけだと思うし(笑)、賢いけどクールで自分勝手な女の子もいいんじゃないかと思っているので、「そんなbianじゃ全然ダメだ」とか「お友達に嫌われるよ~」という言葉を投げかけないように、最近はかなり気をつけています。だってそれらはbianの自信をなくすだけですから!

子供がどんな子供であろうと、親としては「その全てを受け入れるだけの器」が無いと、子供は安心して成長する場所を見失い、外に求めるようになってしまうのだと思います。

ここで少し私と実母の例を紹介します。

私は親からいつも、「あんたみたいなんじゃ全然ダメだ」「社会で通用すると思ってるの?!」「成績がちょっとイイと思ってフラフラして・・・どこで何してるんだかまったく信じられないわ」「ウソつくのだけはやめて頂戴!」「それでイイと思ってるなら大間違いよ!」と言われ続ける家庭で18歳まで育ったので、非常に自信が無く、仲間の作れない(=人を心から信じられない)人間でした。

中学生以降で家庭が居心地が良かった試しはもちろん、「ほぼ皆無」。子供部屋で子供だけで過ごしている時間はリラックスしてたけど、「出来るだけ外で時間を潰して、門限ギリギリに帰宅した~い」とばかり考えていた記憶があります。

社会人時代も1年半ほど実家から通いましたが、労働時間が長かったのと通勤が遠かったため、「飯」「風呂」「寝る」状態でした。給料から5万円を生活費と学費返済として渡していたからいいだろうと思っていた態度をまた母親に批判され、「ちょっとは家庭に協力しろ」「ただの亭主関白気取りじゃないの!」「金を稼いでるから何しても許されると思ってるわけ?!」「出してるからってそんなに威張るんなら5万は要らないから、やることやって頂戴!」と言われ続け、「はぁ?また文句かよ・・・」と思いながらボチボチと家事に協力していました。しかし23歳くらいでもまだ、家庭が居心地の良かった記憶はほとんどありませんでした。

追加して言うのなら、里帰り出産をした2回のそれぞれ2ヶ月間も、やはり居心地が悪くて「千葉に帰りたいノイローゼ」にかかってしまいました。(苦笑)

それくらい、母親に否定され続ける苦痛を味わい続けて生きてきたので、「私は子供のあるがままを受け入れたい、家庭を世界一安心できる場所にしたい」と願っているのかもしれません。


しかし、見たことの無いことは出来ないものです。真似したい人が目の前にいつも居てくれない限り、「こんな時、どうしたらいいの?」「こう言われたら、私はどう言ったらいいの?」と困り果て、ここで勉強不足だと「自分が親から言われた台詞を言うことしかできず、やられたことしかやれない」のです。そこで「あの時言っていた親の気持ちが、子を持って初めて判ったよ~♪」と喜んでいるようでは、私と同じように「家庭に居る限り、否定される不安と同居している子供」が育つと自覚して下さい。(^_^;)

では「違うんだ!こう言いたいワケじゃないし、こうしたいワケでもない!」と困ってしまう場面があるのなら、プロが書いている育児のマニュアル本を参考にするのもイイと思います。2~3人育てた経験者でしかない自分の母親よりも、何千人という育児を母親と子供と共に歩んできたプロフェッショナルが「子供を伸ばす、安心させる言葉や行動」というのを教えてくれている本などを探し、「こういうときはこう返す」「こういう態度なら母親はこう出よう」「このくらいの年齢の子は、大体こういう考え方をしている」など、勉強すれば対応策も練れると思います。

私もつい最近までは「bianは女の子だからもっと行儀良くなきゃ!」とか「我が家の子供である限り、世間様に見せても恥ずかしくない人間になって欲しい」「人様に迷惑だけは掛けないで生きてくれ~」などと考えてしまっていて、気が付けば私の母親と同じようなことをbianに言ったりやったり・・・していたのです!(>_<)

でも「これじゃ母と同じだ!」と気付き、「私は子供のあるがままを受け入れて、あなたはあなたのままでイイと言い続けてあげられる母親になりたいんだ!」と思いなおしました。そして子育てコーチングの本を読んだり、能力開発を受けたりして、まず自分の人間性のUPを狙いました。それから日々の自分の行動を振り返る習慣を作り、マズかったと思われる行動は二度としないことを誓い、良かったと思われる親子共に楽しかったことは繰り返すように心がけています。

あとは「3歳だからこのくらい出来なきゃ」「甘えてるウチが花」「相手が感情で来てるんだから、こっちが怒ることもたまには必要」といった一昔前の一般的子育て論を打破して、「子の持つ能力を信じて、結果を急がず気長に待つ」「筋を通しておけば、ちょっとした甘えは受け入れてイイ(=不安の解消)、同時に自立も受け入れよう(せかさない&間違いを気にしない。子供からやる気の起きた時に待ってあげ、気の済むまでやらせる→安心と自信)」「怒らない、叱るだけ(怒るのは単なる八つ当たり。叱る時は目線を合わせてビシッと!)」と心にいつも唱えて子等に接しています。

3歳8ヶ月のbianは、非常に自立心が強く、孤独を愛するマイペースな人で、プライドも高く、集中力が高く器用で賢いけれど、気取らずフランクで、なかなか個性的な人間性(動物占い=虎)を持っています。それを「協調性がない」「社会性が低い」などと短所に捉えてしまうと、「そんなんじゃダメだ」論に行ってしまうので、「そんなbianは何をしたら伸びるかな~、職人か芸術系か・・・学研の徒かな?」などと考えています。

まもなく1歳6ヶ月のhikaruは、競争心が低く従順で、観察力と行動力がズバ抜けていて、向こう見ずだけど割と賢くて集中力があり、協調性や社会性が高い人間性(動物占い=小鹿)を持っています。誰に嫌われることも無い敵の少ないタイプなので、「独立心が低い」「個性が薄い」という短所にもなりえますが、彼の場合は多くの人に力を貸してもらえるのだろうと思えてきたので、どうもチームワークが向いているのかもしれません。

そういった、持って生まれたり環境で形成されていく子供の「特徴」を「個性」であり「長所」だと受け止めることで、子供は伸び伸びと暮らせる家庭を愛するようになるのだと思います。親がもし「短所」だと受け止めて、無理に親の思い通りに矯正しようとしたり、子供の個性を否定してしまったら・・・子供はそんな窮屈な家庭を愛するでしょうか・・・?私のように「早く出て行きたい」「親と縁が切れたら幸せ」と考えてしまうことでしょう。

今は、私が「親もそのときは精一杯だったんだね」と考えて、親の全てを受け入れるという逆転の発想を努力したために、何も恨んでないし自分の人生を歩んでいます。ですが、本当につい最近まで呪縛にかかっていました。「母親にこんな人間にされた」から「育った家庭は最低の環境だった」まで思ってましたから★(^_^;)

でも私自身が「おかーさん、生んでくれてありがと♪今の私は生きてて幸せです」と伝えると、母親も「バカにはされまい!」と親として気張っていた長年の努力が実った喜びで力が抜けたのか、それからお互いにものすごく気楽に話せる仲になれました。

30年近く否定され続けてほとんど誉められた記憶がなかったけれど、母親は私の人生をとても期待していたあまりに言動が厳しくなったり、己のストレスのハケ口が無くて子供に当たるしかなかったりしたんだろうな~と想像したら、「私自身が親を受け入れれば、きっと親は私を受け入れないはずが無いよね」と思えました。

だから、私が「娘として女として負けたくないし!」といった妙なプライドを捨て、それまでの構えた態度を崩し、「おかーさーん」と抱きつけば、母親は腕を開いて「どーしたどーした」と受け入れてくれたのです。そして今まで聞いたこと無かった台詞を受け取れました。

「あなたは大丈夫よ、そのままで大丈夫!とても頑張ってるし、今のままのあなたを信じなさい」

そんな言葉を母親から聞いたことがありませんでしたので、感動して1時間くらい泣きました。(T_T)


私も母になって、「娘と張り合う」「負けたくない」という気持ちが湧くのも少しわかりますが・・・(^_^;)
自分の腹から出た娘と本気で女同士として張り合ってもしょうがないし、「乗り越えて見せろ」と言っても競争心を湧かせるほどの母親じゃなかったら逆にカッコ悪いよ~と思っているので、やっぱり自分が人生をこんなにカッコ良く生きてるでしょ~と見せてあげることが出来ること、そして子供をあるがままに受け入れてあげる心の余裕を持っていることが肝要なのではないかと気が付いたのです。

また、母にとって息子は「猿」「異星人」といった表現をたまに聞きます。「小さいなりにも性別の違う男が、何を考えてそうしているのかが全く不明だ」といった理由から母親が実の息子に「別の生き物」と思うらしいのです。でも、全てを受け入れることが出来るのであれば、「そーかそーか、今はそれがしたいのか~」「これがそんなに大好きなら気が済むまでやってたらいいさ」と言ってあげられると思います。

もちろん「なんでそーなるかなー?!」「信じられなーい!」「何やってるんだ・・・?それが楽しいの?」「何言ってるのか判らないってば~っ!」とイライラすることが多いと思います・・・私自身、bianとつい比べてしまって、学習能力の低さに愕然としたりしています★(=_=;) でもhikaruはそういう人間性を持って私達のところを選んで生まれてきてくれた魂なので、全てを受け入れて、彼の持つ才能を引き出してあげることが親の努めであると思えています。

大人が付き合っている相手(友人や親類など)を受け入れたいがために、極力相手の価値観の理解に勤めたり、相手の人間性を見極めようと努力するのと同じことを、小さな子供相手にすれば、お互いに大人になってきても、信頼している人間同士として付き合えるのだと思います。
もちろん相手は最初は幼いけれど、どんどん成長します。「こないだまでこんなんだったのに~」「あの頃が一番可愛かった・・・」などとノスタルジックな心境にフケっている暇があれば、今の子供が何を大切にしているのかを知る努力をし、その感性を受け入れてあげるだけの心の余裕を築くことが、ステキな親子関係を維持する秘訣だと、私は思います。

子供のあるがままの今を受け入れることが、親の一番の仕事・・・ですね。

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