子宝どっとこむ

 

 『戦国の軍師たち』堀 和久

昨年の晩秋、弟に「黒田官兵衛の生き様に感化された」旨を伝え、次は「上杉謙信を読んでみたい」ので、良書紹介をお願いしていました。

基本的に歴史上の人物にはあまり関心を持って少年時代を送らなかった私は、上杉謙信が義に厚い優れた武将であるという程度の知識しかなかったのですが、一方で弟は、祖父譲りで少年時代から歴史小説が大好きであり、祖父からいろいろと日本の歴史を学びながら、書籍を借りたりもらったりしており、中でも上杉謙信を崇拝していましたので、きっといいアドバイスをしてくれるだろうと思ったわけです。

謙信に目が行ったのは、昨年夏に弟から『林泉寺(謙信が幼少のころに過ごした寺で長尾家の菩提寺)』と『春日山城』に行ってきたとの報告を受けたことがきっかけですが、昔から、私の名前が『ケン』で弟の名が『シン』なので、そんなつまらない理由ですが気に入っておりました。したがって、中日の川上憲伸も好きです(笑)

ちなみに、今、月に一回tenjin95和尚による『正法眼蔵』の勉強会&座禅に参加しているのですが、道元の『正法眼蔵』を勉強するのですから、当然、tenjin95様も曹洞宗の方で、『林泉寺』も曹洞宗ですから、これもなにやら縁に結び付けて考えたくなります。

そんなわけで、弟は宅急便で『天と地と』(海音寺潮五郎)全五巻と『上杉謙信』(咲村 観)全三巻と『戦国の軍師たち』(堀 和久)を送ってくれました。

今は『上杉謙信』を読み始めたところですが、上杉謙信を依頼して、『戦国の軍師たち』を送ってくれるあたり、「流石は我が弟!」と感動し、先にそちらを読みました。

山本勘助(武田)、宇佐美良勝(上杉)、立花道雪(大友)、片倉小十郎(伊達)、山中鹿之助(尼子)、黒田官兵衛(豊臣)、島左近(石田)、明智光秀(織田)、松田憲秀(北条)、小早川隆景(毛利)、竹中半兵衛(豊臣)、真田幸村(豊臣)、鳥居元忠(徳川)、本田正信(徳川)の14名の軍師を取り扱っており、現代サラリーマンに置き換えながら評しているところなど、非常に面白く読むことができますが、中でも立花道雪と鳥居元忠の軍師ぶりには胸に響くところも多く、今この時期にこうした本を紹介してくれた弟に対して、非常に感謝している次第です。

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 Comments(3)

#1: Posted by tenjin95 [RES]

> 管理人様

先日はお疲れ様でした。
このログでご紹介いただいたような本ですが、拙僧は高校の頃にずいぶん読みあさりました。「歴史」を学ぶのが好きだったためですが、そこで「軍師」というのは、どこか歴史を超えて存在しているように感じられた知恵者に見えたためです。

余談ですが、名前が挙がっている「片倉小十郎」ですが、かの者を伊達政宗の近従として推挙したのは、遠藤元信公であるとされています。そして、元信公の孫が拙僧の寺を建てました。現在でも、元信公の御子孫は大檀那として、拙僧の寺では色々とご支援を賜っています。

#2: Posted by Vulcan [RES]

なるほど。新たな縁を想起いただきましてありがとうございます。

伊達政宗は幼少のころ、いじけた根暗な少年だったようですが、片倉小十郎が「伊達の家を背負う男」だと激励しながら、劣等感のシンボルだった右目を切り、主君の腐った性根を叩きなおしたそうで、その責任の重さに動ぜずよくぞ実行したものだと感心しました。

#3: Posted by たんたん [RES]

学校で海音寺潮五郎を祖父に持つ先輩がいました。うらやましいことに名前を付けてもらったそうです!

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